ウレタン防水とは|工法・メリットデメリット・費用の基礎知識
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ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねて、継ぎ目のない防水層をつくる塗膜防水工法です。主な施工方式には密着工法と通気緩衝工法があり、費用は工法によって㎡あたり3,000円台〜8,000円台ほどの差があります。
シズケン防水(株式会社Ever Loop〈エバーループ〉が運営)は静岡県全域で防水工事に対応しており、1級防水施工技能士の白鳥が在籍しています。工法は現地で確認した下地の状態などを踏まえて検討し、トップコートは製品や環境によって差はありますが5年前後が目安です。
ウレタン防水とは
ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねて継ぎ目のない防水層をつくる塗膜防水工法です。
硬化するとゴムのような弾力を持つ素材で、下地に密着させながら膜を重ねていきます。
- つなぎ目ができないため、配管まわりや立上りなど複雑な形状の下地にも施工しやすい
- 塗り重ねる回数や工法を変えることで、既存下地の状態に合わせやすい
- シート状の材料を貼る工法と比べて、狭い場所でも施工しやすい
下地の状態や設置場所によって、密着工法・通気緩衝工法など適した施工方式が変わります。
工法の種類
ウレタン防水の主な施工方式には、下地へ直接施工する密着工法と、通気緩衝シートを用いる通気緩衝工法があります。下地のひび割れなどに配慮し、防水層へ補強用メッシュを組み込む仕様もあります。
密着工法
下地に直接ウレタン樹脂を密着させる工法で、工期が短く費用を抑えやすい一方、下地に水分が残っていると膨れが起きやすい方法です。
面積が小さく下地が健全なベランダなど、水分リスクの低い場所に向いています。
通気緩衝工法
下地との間に通気緩衝シートを挟み、湿気を脱気筒から逃がすことで膨れを防ぐ工法で、既存下地に水分が残る改修工事に向いています。
密着工法との使い分けは、既存下地の水分量や広さを見て判断します。
メッシュ工法
補強用のメッシュシートをウレタン防水層に組み込む仕様で、採用の要否は下地の状態と使用する防水材の施工仕様に基づいて判断します。
メリット・デメリット
継ぎ目のない防水層で複雑な形状にも対応しやすい一方、仕上がりが施工者の技術に左右されやすい点がウレタン防水の特徴です。
メリット
液状の樹脂を塗り重ねるため、段差や配管まわりなど複雑な形状の下地でも継ぎ目のない防水層をつくれます。
- 複雑な形状や狭い場所にも対応しやすい(下地の材質に合うプライマー・仕様を選ぶ必要がある)
- 密着工法では、下地の状態などの条件によって工期を抑えられる場合がある
- 既存防水層の種類や劣化状態などの条件が合えば、既存層を撤去せず上から施工できる場合がある
デメリット
職人の手作業に仕上がりが左右されやすく、塗りムラや薄塗りがあると劣化が早まりやすい工法です。施工者の技術によって耐久性に差が出やすい点も踏まえて依頼先を選んでください。
他の防水工法との違い
ウレタン防水は継ぎ目のない塗膜で複雑な形状に対応できる点が、他の主要な防水工法との大きな違いです。
FRP防水は硬く耐久性が高い一方、建物の動きに追従しにくい特徴があります。シート防水は工期が短い一方で複雑な形状は苦手で、アスファルト防水は主に大規模な屋上向けです。
| 工法 | 特徴 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| ウレタン防水 | 継ぎ目がなく複雑な形状に対応しやすい | ベランダ・屋上・配管まわり |
| FRP防水 | 硬く耐久性が高いが建物の動きに追従しにくい | 小面積で下地の動きが比較的小さいベランダなど |
| シート防水 | 工期が短いが複雑な形状にはつなぎ目ができやすい | 広く平坦な屋上 |
| アスファルト防水 | 耐久性は高いが工事の規模が大きくなりやすい | マンションなど大規模な屋上 |
どの工法が向くかは下地の材質や広さ、動きの有無で変わります。4工法の特徴をさらに詳しく比較したい方は防水工法の比較を参照してください。
費用相場と工期の目安
費用や工期は工法・面積によって変わりますが、密着工法は㎡あたり3,000〜6,000円前後、通気緩衝工法は5,000〜8,000円前後が目安です。
この単価は塗膜工程だけの数字であることが多く、下地補修やドレン・脱気筒などの付帯工事を含めると総額は変わります。工期も施工面積や下地補修の内容、天候などによって変わります。
- 下地補修の有無
- ドレン・脱気筒などの付帯工事
- 足場の要否
見積もりでは、工法名と付帯工事が分かれているかを確認してください。静岡県内で活用できる助成金の提案も、現地調査の際にあわせてご案内しています。
劣化サインとメンテナンス周期
ひび割れやふくれ、表面のチョーキングが見え始めたら、防水層や表面塗膜の劣化が疑われます。メンテナンスは定期的なトップコートの塗り替えが基本です。
劣化サイン
ひび割れやふくれは、防水層・表面塗膜・下地などに不具合が生じている可能性を示すため、原因の確認が必要です。チョーキングは表面塗膜の劣化サインです。
- 表面のひび割れや亀裂
- 防水層のふくれや浮き
- 触ると粉が付くチョーキング現象
- 水たまりが続く(排水口の詰まりや勾配も要確認)
症状ごとの見分け方は防水劣化のサインで詳しく解説しています。
メンテナンス周期
メンテナンス周期の目安は5年前後ですが、採用する保護塗料やメーカー仕様、劣化状況によって適切な時期は異なります。塗り替えを怠ると紫外線劣化が進み、防水層本体の再施工が早まるため、トップコート塗り替えを目安どおりに行ってください。
DIYでできるか
屋根やベランダ全体の防水は技術的な難度が高く、失敗すると雨漏りのリスクが高まるため、DIYは避けて専門業者へ相談してください。
下地に水分が残ったまま塗ると膨れの原因になり、部分補修のつもりが範囲を広げてしまうこともあります。
- 下地の水分を十分に確認せずに塗布してしまう
- 既存下地の劣化状況に合わない工法を選んでしまう
- 立上りやドレンなど納まりが複雑な箇所を見落とす
DIYで起きやすい失敗はベランダ防水DIYの注意で詳しく解説しています。
信頼できる業者の選び方
資格の有無、現地調査の丁寧さ、見積もりの内訳の明確さの3点を確認すると、信頼できる業者を見極めやすくなります。
- 防水施工技能士など、関連資格の保有者が施工に関わるか
- 写真や打診など、現地調査を丁寧に行っているか
- 工法名・数量・付帯工事が分かれた見積もりを出しているか
- 解体や下地補修の範囲が見積もりに明記されているか
複数の業者を比較し、説明が具体的かどうかもあわせて確認してください。見積もりが極端に安い場合は、下地補修や付帯工事が省かれていないかも確認すると安心です。
よくある質問
- 施工中ににおいはしますか
- 使用する材料によっては施工中ににおいが発生します。においの程度や換気方法は、採用する材料を施工業者に確認してください。
- 雨の日でも施工できますか
- 降雨中や下地が濡れている状態では施工できません。天候を見ながら工程を調整し、乾燥を確認してから塗布します。
- 施工前に準備しておくことはありますか
- 施工箇所に置いてある物の移動など、必要な準備は施工業者へ事前に確認してください。詳しい準備物は現地調査の際に案内されます。
- トップコートの塗り替えだけを依頼できますか
- 防水層自体が健全であれば、トップコートのみの塗り替えに対応できる場合があります。劣化の程度は現地で確認が必要です。
まとめ
ウレタン防水は液状樹脂を塗り重ねる塗膜防水で、複雑な形状にも継ぎ目なく対応できる一方、仕上がりが職人の技術に左右されます。工法選び・費用・メンテナンス周期を押さえたうえで、資格と実績を確認してから依頼先を選んでください。
- 密着工法・通気緩衝工法など、下地の状態に合った工法を選ぶ
- ㎡単価だけでなく付帯工事を含めた見積もりを比較する
- トップコートの塗り替え目安(5年前後が一般的だが製品により異なる)を把握しておく
シズケン防水(株式会社Ever Loop〈エバーループ〉が運営)は静岡県全域で防水工事に対応しており、1級防水施工技能士の白鳥が在籍しています。ウレタン防水を検討している方は、お問い合わせフォームから状況をご相談ください。
